チャールズ・ポンジという人物を知っていますか?
投資詐欺で、ポンジ・スキームという言葉は聞いたことがある方も多いと思います。
今から100年前。
このポンジ・スキームを編み出した人物が、チャールズ・ポンジという人物です。
なぜ実態のない投資話に人は騙されるのでしょうか?
今回は、投資詐欺に騙されないためにも、このポンジ・スキームの手法について授業します。
ポンジ・スキームの手法とは?
まずは、チャールズ・ポンジの生み出した仕組みについて学びましょう。
ポンジ・スキームというのは、チャールズ・ポンジ(Charles Ponzi)が計画した投資詐欺の名称です。
チャールズ・ポンジは、「90日で40%の配当が出せる」と高配当の話しを持ち出し、民衆から多額の資金を集めることに成功します。
その後、約束通り、集めた資金から出資者には配当金が支払われました。
配当が支払われたことで、出資者たちは「投資が成功した」と錯覚させられます。
このようにして、民衆の間では口コミが広がり、出資者がどんどん増え、下記のような自転車操業のサイクルが完成します。
↓
②集めた資金を配当として出資者に配当する
↓
③出資者たちは、投資が成功したと錯覚する
しかし、ここで問題が発生。
出資者が増えれば増えるほど、新規の出資者が預けた資金の横流しができなくなり、チャールズ・ポンジは破綻。
チャールズ・ポンジはまともな資金運用は行っておらず、破綻前提の詐欺だったことが判明しました。
その後、チャールズ・ポンジは逮捕。
この詐欺事件は、彼の名前から「ポンジ・スキーム」と名付けられ、このポンジと呼ばれる投資詐欺は、今後、何度も相次ぐ事例になりました。
・D9クラブ(国内被害額:約700億円)
・プラストークン(被害額:約3290億円)
・プランスゴールド(PGA)(被害額:約400億円)
ポンジと呼ばれる投資詐欺は、運用元が飛ぶか、出金停止にするなど何かしら理由をつけて案件を終息させ、運用元が資金を持って逃げるという流れに持っていきます。
では、なぜ実態のない投資話に人は騙されるのでしょうか?
なぜ人は詐欺にあうのか?
近年、個人投資家をターゲットにした投資詐欺が流行っていますね。
ここ最近の投資詐欺として記憶に新しいのが、PGA(プランスゴールド)。
PGA(プランスゴールド)は月利20%をうたった案件。
2020年10月に出金停止となり、被害規模は約400億円と言われています。
PGA(プランスゴールド)を参考に、人はなぜ騙されてしまうのかを考えてみます。
②紹介ボーナス(マルチ商法)
③仕掛け人の金持ちアピール
④配当が入ったという成功体験
PGA(プランスゴールド)は月利15%〜20%なので、単純計算で年利180%〜240%。
信じられないような高配当に多くの人が惑わされてしまいました。
また、PGA(プランスゴールド)は紹介制で、ネットワークビジネスのように、紹介すればするほど報酬が上がっていく仕組みです。
配当もきちんと行われていたので、それにより信用性が高まり、追加で資金を投資したり、実績があることで紹介もしやすくなります。
このような流れでPGA(プランスゴールド)の利用者は増え続け、最終的には出金停止に陥りました。
投資詐欺に騙されない方法は?
ポンジ・スキームに騙されないためにはどうしたら良いのでしょうか?
ポンジ・スキームに遭わないためには、ポンジ・スキームがどのような手法なのか知ること。
そして、投資している案件、投資を検討している案件の情報を知ることが大切です。
どのような運用を行って利益を上げているのか?運用している会社はどこにあるのか?
このような情報をきちんと確認し、投資しても問題ないのか精査する必要があります。
その投資案件が有益な案件なのかどうか、判断に迷った時はまずは禁断の投資学校の財前先生までご相談ください。
財前先生が、その投資案件が有益な案件なのか見極め、アドバイスすることができますので、気軽にご連絡ください。
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